ちょっと不思議で、でもすごく嬉しい出来事がありました。
道を歩いていたときに、お財布を拾いました。

中身を確認して持ち主を探すようなことはせず、そのまま交番へ届けました。

「ちゃんと持ち主のところに戻ればいいな」
そのくらいの気持ちでした。

交番に届けてからすぐに、無事に持ち主の方が見つかり、直接お会いすることになりました。

その方は4人組で来られていて、
「本当にありがとうございました」
と、何度もお礼を言ってくださいました。
そして驚いたことに、お礼として3万円までいただきました。

正直、そこまでしていただけるとは全く思っていなかったので、かなりびっくりしました。

でも、この話には続きがあります。

名刺を渡したら、話が広がった

せっかく出会ったご縁だったので、帰り際に僕の名刺をお渡ししました。
僕は今、家族で農業をしながら、お米を作っています。
なので、
「実は僕、今お米を作っている農家なんです」
と、自分の活動について少しだけお話ししました。
すると、4人のうちのお一人が、
「自分、家系ラーメンのお店をやってるんですよ」
と。
そこから一気に話が広がりました。
家系ラーメンといえば、やっぱり白いご飯。

ラーメンと一緒にご飯を注文する人も多いですし、お米はお店にとって欠かせない食材の一つです。

「もしかしたら、お米を使わせてもらうことがあるかもしれない」
そんな話までつながりました。

財布を拾った瞬間には、もちろんこんな展開になるなんて想像もしていませんでした。

小さな行動が、重なっていく

財布を拾う。
交番に届ける。
持ち主に返る。
そこで人と出会う。
名刺を渡す。
農業の話をする。
そして、もしかしたら新しい取引につながる。
一つひとつを見ると、本当に小さな行動です。

でも、小さな行動が重なることで、新しいご縁につながることがあるんだなと改めて感じました。

今回特に感じたのは、
「チャンスは、最初からチャンスの顔をしてやってくるわけじゃない」
ということです。
財布を拾った出来事を、
「いいことをしたな」
だけで終わらせることもできました。

でも僕は今、にいみ農園のお米をもっと多くの人に届けたいと思っています。

だからこそ、人と出会ったときには、自分が何をしているのかを伝えるようにしています。

伝えることが、営業なのかもしれない

もちろん、無理に売り込むわけではありません。
ただ、
「僕は今、こんなことをしています」
と伝える。

それだけでも、相手との共通点が見つかったり、思いもよらない話につながったりします。

営業というと、
電話をかける。
DMを送る。
商談をする。
そんなイメージが強いかもしれません。
でも、本当の意味での営業は、
「自分が何をしている人間なのかを伝えること」
なのかもしれません。
今回も、ただ名刺を渡して、
「農家をやっています」
と伝えただけでした。
それが、家系ラーメン店へのお米の卸しにつながるかもしれない。
まだ実際に取引が決まったわけではありません。

だからこそ、これからしっかりお米を食べてもらって、味や価格、量、配送方法なども含めて話をしていけたらと思っています。

全部、人とのつながりから始まっている

でも、今回の出来事だけでも僕にとっては大きな学びになりました。
人に親切にすること。
人との出会いを大切にすること。
そして、自分が挑戦していることをちゃんと言葉にすること。
その積み重ねが、次の一歩につながっていく。
僕自身、
「人に寄り添い、夢への一歩を支える」
ということを大切にしながら活動しています。
農業も、教育も、サッカーも、コミュニティも。
一見するとバラバラに見えるかもしれません。
でも結局は全部、
「人とのつながり」
から始まっています。
今回も、一つのお財布から新しいつながりが生まれました。
あのとき財布を拾わなかったら。
交番に届けなかったら。
名刺を持っていなかったら。
農業をしていることを伝えなかったら。
今回の話は生まれていません。
だからこれからも、
小さな出会いを大切にして、
自分のやっていることをちゃんと伝えて、
目の前の一歩を積み重ねていきたいと思います。
そしていつか、
「あの財布を拾ったことが、にいみ農園の大きな転機だった」
なんて言える日が来たら面白いですね。
人生、本当に何がきっかけになるか分かりません。
だからこそ、目の前の一つひとつを大切にしていきたいです。

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